ネキシウムの画像と胃潰瘍に苦しむ男性の写真

胃潰瘍は胃酸のコントロールが効かずに、胃の粘膜を傷つけてしまう病気です。ネキシウムを服用することにより、胃酸の過剰な分泌を抑える働きがあります。市販されている胃腸薬とネキシウムの違いを学びましょう。

ネキシウムは生薬センブリとの併用は可能か

胃酸過多は胃酸が過剰に分泌される状態をいいます。その原因の1つとしてストレスなど精神的要因が挙げられます。ストレスや精神的緊張状態が起こると、自律神経系が緊張状態となります。すると胃の組織のプロトンポンプに副交感神経系の緊張が影響し、胃酸分泌が亢進します。ストレスや緊張によって胃に穴が開くとか胃が痛くなるとか言われることがありますが、これはこの胃酸過多によって胃組織を傷つけてしまうことによって起こります。また胃酸過多になると逆流性食道炎の胸やけ、呑酸、胃のムカムカといった症状や十二指腸潰瘍も引き起こすことがあります。これらが長期的に継続すると消化器癌にもつながることがあるので胃酸分泌を抑える必要があります。
そこで使用されるのがネキシウムです。ネキシウムはプロトンポンプインヒビター(PPI)と呼ばれる種類の薬剤で、プロトンポンプの機能を阻害することで胃酸分泌を抑える薬です。H2ブロッカーなど他の胃薬よりも胃酸分泌抑制効果が強力であるため胃酸過多には多く使用されています。
ネキシウムとセンブリの併用に関してですが、センブリは健胃作用があるため漢方薬の胃薬の中にもしばしば配合されています。他にも整腸作用があるため、便秘、下痢にも使用されることがある生薬です。薬の中だけではなくお茶など健康食品の中に含有していることもしばしばあります。このセンブリはネキシウムの作用機序とは全く異なり、またネキシウムの血中濃度にも影響を与えないため両者を併用することは可能です。両者を併用することによって相乗効果が得られることもあります。ネキシウムだけではなかなか症状が改善しない場合には併用してみてもいいでしょう。